子供のワキガの手術&手術以外の治療法

 

子供にワキガがあると、いじめの対象にもなるかもしれないと心配になりますから、親としては出来れば治療してあげたいと考えますよね。

 

ですが、ワキガ手術は費用もかかりますし痛みもあるのではないかと、何歳くらいで治療すべきか悩んでしまいがちです。

 

ここでは、子供のワキガ手術について解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

子供のワキガ手術はいつから行えるの?

ワキガの手術は小学校高学年くらいから可能とされています。

 

実際に子供のワキガで病院を受診する場合、小学校6年生以降、中学生、高校生と部活に励んでいる子がワキガに悩んで受診するというケースは少なくありません。

 

ただ、思春期の間に治療を行うと再発のリスクが高まるとされています。

 

それは、ワキガの原因となるアポクリン汗腺が思春期に増えてくるためです。

 

せっかく手術をしてワキガが治ったと思っても、治療後に新たなアポクリン汗腺が出来るとワキガは再発します。

 

そのため、思春期でのワキガ手術をあまり勧めない医師も少なくありません。

 

ですが、もちろん強く手術を希望すれば治療を受けることは可能ですから、よく医師と相談するようにしてみてください。

 

子供のワキガ手術は本人に治療の意思があることが大切

子供にワキガがある場合、本人よりも両親が子供のワキガを気にして治療に積極的な場合があります。

 

特に両親がワキガだった場合、その苦労を自分の身を持って経験してきているのですから、悩みの具合も深刻であるケースは少なくありません。

 

ですが、子供のワキガ治療を行う場合、本人に治療の意思がない場合には手術を行うことはあまりお勧め出来ません。

 

  • せっかく治療しても再発してしまう可能性があること
  • 手術時には麻酔などによる痛みが伴いますからかなりの苦痛を感じる可能性が高いこと
  • 手術後も1週間ほどは痛みが残り行動も制限される場合が多い

 

そのため、本人に治療の意思がないとこれらの苦痛に耐えるのはかなり辛い経験になってしまうのです。

 

手術以外の治療法も検討しよう

手術時の麻酔は脇の下に打ちますし、数秒間針が刺さった状態になりますのでかなりの痛みを生じます。

 

そのため、ワキガの程度によっては別の治療法を提示する医師も少なくありません。

 

 

手術以外の治療法として代表的なものは、ボトックス注射と呼ばれる汗を止める注射を打つという方法です。

 

これも注射ですから注射時の痛みは生じますが、手術に比べると痛みの程度は大きくありません。

 

ワキガが軽度であれば、パースピレックスという医療用制汗剤が処方される場合もあります。

 

ワキガの原因となる汗を抑えることでワキガ臭は抑えられますから、子供のワキガ治療を考えるのであれば、これらのようなあまり痛みのない方法を検討してみることもお勧めです。

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