最先端のワキガ治療「超音波治療」のメリットとデメリット

 

ワキガの治療法として脚光を浴びている超音波治療ですが、そのメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

 

ワキガの超音波治療、その5つのメリットとは?

まず、ほかの手術と比べて超音波治療が優れていると言われる点を見てみましょう。

 

痛みが少ない

超音波治療では、超音波メスを挿入するために皮膚を数ミリ切開します。

 

そのため、事前に局部麻酔をかけてから手術を行います。

 

麻酔の針を刺すチクっとした痛みはありますが、

 

そのほかの手術中の痛みはまったくありません。

 

傷跡が残りにくい

切開が数ミリと小さいため、術後に大きな傷跡が残ることはありません。

 

傷を閉じるために1針ほど縫いますが、

 

抜糸の必要がない糸を使うため自然に傷跡が消えていきます。

 

術後すぐは跡が見えますが、
数か月で指さしてもほとんどわからない程度まで回復します。

 

短時間で治療でき、基本的に通院の必要もない

超音波治療は、超音波メスを差し込んで汗腺を破壊する手術です。

 

皮膚を切り開きませんので、両腋で30分前後の施術で終了です。

 

術後の回復も早く、治療のための通院はほとんどの場合必要ありません。

 

自分で必要なケアをするだけで充分です。

 

後遺症の心配がない

超音波治療では、汗腺だけを狙い撃ちで破壊することが可能なため、

 

皮膚下の血管や筋肉に傷をつけることはありません。

 

切開手術ですと、筋肉や皮膚がひきつったり、

 

最悪神経を傷つけてしびれが残る可能性もありますが、

 

超音波治療ではそれらの心配は全くないのです。

 

治療効果が高く、再発の可能性が低い

汗腺だけに反応する周波数の超音波を使い、汗腺を識別して破壊します。

 

そのため目で確認しながら一つづつ取り除くよりも

 

確実に汗腺を根絶やしにすることが可能なのです。

 

取り除いた部分の汗腺は2度と復活しませんので、ワキガが再発することはありません。

 

ワキ毛の処理を選択できる

切開する手術の場合、切開した部分は毛が生えてこなくなったり薄くなったりしますが、

 

超音波法の場合はそもそも切開口が小さいため、その心配がありません。

 

超音波によってごくわずかに毛根も破壊される場合がありますが、

 

見た目で腋毛が薄くなるほどではありません。

 

逆に、毛根も同時に破壊して脱毛することは可能です。

 

もちろん脱毛手術ではありませんから、完全に脱毛できるわけではありませんが、

 

濃すぎる腋毛に悩んでいる人なら一緒に施術してしまうのも選択肢の一つですね。

 

気になるデメリットはどんなものがあるのでしょう?

良いことばかり並べても、手術に付きまとう不安がなくなるわけではありませんね。

 

超音波治療では、デメリットと言われるほどのものはあまり報告されていませんが、

 

以下のような場合があることを知っておきましょう。

 

ワキガが再発するケース

メリットの項目で挙げましたが、超音波治療では汗腺を狙い撃ちで取り除きますので、

 

ワキガが再発する可能性はかなり低いとされています。

 

再発したという場合は、そもそも手術時に汗腺が取り切れていなかったことが考えられます。

 

腋の下の汗腺の位置や分布は人によりかなり違ってきますので、

 

まれに取り残しが発生する場合があるようです。

 

ただ、ワキガの原因となる汗腺の全体量から比べれば

 

微々たるものですから、心配する必要はほとんどないでしょう。

 

最先端のワキガ治療「超音波治療」のメリットとデメリットまとめ

ワキガ治療の最先端とされる超音波治療は、短時間で手術できて傷跡が残りにくいこともあり人気が高まっています。

 

ワキガに悩んでいるなら、治療効果が高く再発率も低い超音波治療を検討してみてはいかがでしょうか。

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